私は、いろんな経験を通して様々な知識やスキルを身に着け、精神的にも成熟した人間を目指したいと思っています。
そんな成長を目指す上で必ず必要となってくるのが学びです。
自分が知らなかったことを学ぶためには、それを知っている、もしくは経験している先輩や上司、学校の先生や教授に教えてもらうことになります。
時には本や教科書を通して自発的に学ぶ必要があると思います。
そんな学びの場において、重要なのが「インプット」と「アウトプット」です。
インプットとは、「入力」という意味があり、新しい情報やスキルを得ること。体に取り込むことです。
対してアウトプットとは「出力」と意味があり、インプットで身につけた知識やスキルを実際に外に出し、活かすことを指しています。
私は最近になってようやくアウトプットの大切さを実感するようになりました。
そんな「アウトプット」にフォーカスを当てた樺沢紫苑先生の著書、「アウトプット大全」という本を読んだので、今回はその感想について書いていこうと思います。
「アウトプット大全」の特徴
本は全部で5つのチャプターに分かれています。
それぞれが10~30項目に別れており、目次を見るとそれぞれの項目にどような内容が書かれているのか一目でわかるようになっています。
そのため、最初から最後まで全部読まなくても、気になる項目だけを読みたいという方でも読みやすいです。
また、ほとんどが見開きで説明されており、字だけではなくイラストや図もたくさん入っています。活字が苦手という方でも非常に読みやすいと思います。
「アウトプット大全」の内容
本はCHAPTER1の「アウトプットの基本法則」から始まり、その後にアウトプットである「話す」「書く」「行動する」に関するチャプターが続きます。
最後のチャプターでは具体的な7つのトレーニング法を紹介しています。
インプットをしたら、その知識をアウトプットする。実際に、知識を「使う」ことで脳は「重要な情報」ととらえ、初めて長期記憶として保存し、現実に活かすことができます。
人間は、インプットとアウトプットを繰り返すことによって自己成長できます。
アウトプットに関する基礎知識からアウトプットするための具体的な方法まで、かなり細かく研究され、丁寧に解説されています。
「アウトプット大全」の感想
この本を読んで、アウトプットがいかに大切であるかを実感しました。
私も普段から学ぶためにいろんな情報を得ることを心がけていますが、そのほとんどが「インプット」をしているだけだったと気が付きました。
個人的にとても有益だと感じたのは具体的なアウトプットの方法がたくさん書かれていたことです。それも、自分たちが当たり前のように実践している方法はどんな効果があるのか解説され、より効果的なアウトプット法も紹介されています。
すぐに自分がアウトプットするために行動したい!と思わせてくれるような内容でした。
たとえば、アイデアを出すためには紙やノートに手で書き出したより抽象的なアイデアがまとめやすく、そのアイデアを具体化していく作業にはパソコンを用いたほうがアウトプットがきれいにまとまりやすいそうです。
また、一つの内容を見開き2ページにまとめることで一瞬で内容を俯瞰できる、というテクニックも自分にはない発想でした。
その他にも、褒める、叱る、挨拶する、などの基本的なコミュニケーションに関するアウトプットの解説や、チャレンジすることの大切さなど、読んでいてモチベーションがあがったり、ビジネスシーンで実践したいと思うような内容が非常に多くありました。
「アウトプット大全」どんな人におすすめしたいか
この本は、成長したいと思っているすべての方にぜひおすすめしたいと思います。
アウトプットする方法が具体的に記載されているので、勉強している学生さんでも、新たなことを学ぼうとしている主婦の方でも、スキルアップを目指している社会人の方にとっても、本当に参考になる本だと思います。
まとめ
今回は樺沢紫苑先生の「学びを結果に変えるアウトプット大全」をご紹介しました。
とても読みやすく、参考になる内容がたくさん詰まっている本なので、気になった方はぜひお手に取ってチェックしてみてください!
~No Pasa Nada~
ノ パサ ナダ!
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