「本当の自分がよくわからない」
そう感じることはありませんか?
私達の行動や考えは無意識に周りに影響され、それが本当に自分の気持ちから来ているものなのか分からなくなってしまうことがあります。
自分を見失ってしまうと、自分の人生に自信がなくなり、モチベーションを保てなくなってしまいます。
この記事では、「自分を知ること」の大切さやメリット、その方法についてお伝えします。自分を知ることは幸せな暮らしを手に入れるためには必須です。ぜひ最後まで読んでみてください!
なぜ自分のことがわからなくなるの?
自分のことをわかっていますか?
このように聞かれると、過去の私は返答に困りました。
自分のことなのに、自分のことをあまりよく分かっていなかったからです。
その原因は、自己受容ができていないことから来ていました。
自己受容とは、ありのままの自分を受け入れることです。これは長所だけでなく、自分の好きになれない部分もすべて含まれます。
私は幼い頃に海外に住んでいました。自分だけ周りと違うということに強い劣等感を感じていたため、居場所を見つけようと必死でした。
自分の行動は間違っているかもしれない。だから周りに合わせたら大丈夫だと自分に言い聞かせ、つねに周りの人達を基準に行動をしてきました。
その結果、自分の判断基準が他人だということが当たり前になって、気がつくと自分でも本当は何がしたいのかよく分からなくなってしまっていました。
しかし、周りに合わせてばかりだと自分の心は満たされません。
幸福に生きるためには、自分自身を知ることがとても大切です。
「自分を知る」ことのメリット
自分を知るとは、自分が何者なのか、自分に関する様々なことを知ることです。
以下のようなことが含まれます。
・自分の好きなこと/嫌いなこと
・自分の強み/弱み
・自分の価値観
・自分の性格
これらは生まれたときからずっと同じというわけではなく、人生を通してつねに変化していきます。
人生を通して色んなことを経験し、色んな自分と向き合うことになるからです。
ですが、自分を知り、常に「自分がどうしたいか」ということを意識することで、自分らしく生きることができるようになります。
自分らしく生きるとたくさんのメリットがあります。
自分軸ができる
自分を知ることで、自分軸ができます。
自分軸とは、他人の期待や生き方に左右されず、自分の希望、目的に沿って行動することです。
高学歴の大学に入り、大企業の正社員になって職場結婚。子供を授かってマイホームを持ち、定年退職をしてのんびり過ごす。
幼い頃はこのような人生を送るのが幸せだと思っていたし、周りも同じような生き方をするものだと思っていました。
ですが、人それぞれやりたいことや目標は異なり、生き方に正解はありません。
自分軸を持つことで、自分の目標が明確になります。
判断力と行動力
自分軸ができると、自分の目的が明確になるのでその時の自分に合った選択を取れるようになります。
また、自分のやりたいことを理解し、迷うことなく行動に移せるようになるため、行動力にも繋がります
人生は選択の連続です。進学や転職等、人生における大切な判断や難しい決断を迫られる時でも納得のいく判断をすることができます。
後で後悔しないためにも、できるだけ早く自分のことを知っておくことが大切です。
他人の目が気にならなくなる
自分を知ることで、周りの目が気にならなくなります。
過去の自分は他人を基準に生きていたため、常に周りの目を気にしながら生きてきました。
ですが、自分のことを理解することで、自分のやりたいことに自信が持てるようになります。
周りに合わせる必要がなくなるため、他人の目を気にせず自分らしく行動することができます。
居場所を見つけられる
私が自分のことをよく知らなかった頃は、自分がどんな人間なのかを周りに表現することができず、気が合うとは言えないような人たちと関わっていました。
自分を知ることで、自分を素直に出せるようになります。
周りにも本当の自分を知ってもらえるため、自分が本当に居心地が良いと思えるような居場所を作れるようになります。
自己肯定感が上がる
自分を知ることで、自分自身を認めてあげられるようになります。
自分の長所や好きなところを分かっているため、自分自身を褒めてあげるのが簡単になります。
また、好きなことも明確なため、自分を満たして楽しく過ごすことができます。
仕事や趣味などでも、自分が本当にやりたいことであればモチベーションを持って頑張ることができます。
これらは自己肯定感に繋がります。
自分を知る方法
では、自分を知るにはどうすれば良いのでしょうか?
すぐにできる方法をいくつかご紹介します。
自分に素直になる
慣れていないと少し難しいと感じるかもしれませんが、一番大事なのは自分の気持ちに素直になることです。
周りの期待や意見を合わせることは一旦端に置いておいて、自分に問いかけてみてください。
自分が本当に好きなこと、嫌いなこと、断りたいこと、やりたくないこと、やりたいことが必ずあるはずです。
忘れてはいけないのは、自分は他の誰とも違う人間だということです。
素直になった結果、もしかしたら人が10人いる中で自分だけ違う答えが出たかもしれません。
そして、それを公表する勇気が出ないかもしれません。
それでも大丈夫です。
その場で表現できなくても、自分の気持は忘れずに尊重してあげましょう。
周りのことを全く気にしないというのは難しいかもしれませんが、できるだけ自分自身の感情、思考や価値観を大切にしてあげましょう。
リラックスした状態で自分を見つめ直す
ストレスが多い環境だとネガティブなことで頭がいっぱいになり、柔軟に考えることができません。
そうなると、自分のことを理解するのも難しくなります。
しっかりと心とカラダが休んだ状態で自分自身と向き合うことが大切です。
疲れていると感じたときは少し休息を取ってみましょう。
リラックスすることで、自分のことを冷静に見つめることができます。
紙に書き出してみる
自分のことをより深く知るためには、紙に自分の思考をメモするのが有効的です。
これはジャーナリングというもので、「書く瞑想」とも言われています。
紙に書くことで、自分の考えや感情を整理してより客観的な視点で見ることができます。
メモについては以下の書籍に詳しく書いているので、より詳しく知りたいと思ったらチェックしてみてください。
自分では気付けないこともある
自分のことで、周りに言われて初めて気がついたということはありませんか?
自分を知ると言っても、すべてを一人で理解するにはどうしても限界があります。
自分にとっては当たり前過ぎて気がつけない特徴がたくさんあるからです。
私の場合はずっと感じていた劣等感という思考が原因で、自分の能力を客観的に評価することができませんでした。
その場合は親しい友人や恋人、家族など周りの人に聞いてみましょう。
また、コーチングやカウンセリング等を活用してプロの方に相談するのもとても有効的です。
私が受講したコーチングはこちらで詳しく解説しています。
まとめ
幸せの定義は人それぞれです。
自分を理解することで、自分がどんな人生だと幸せに感じるのか気づくことができます。
今すぐにでも「自分がわからない」という状態から抜け出すために行動しましょう!
その先にはより幸せな人生が待っていますよ。
~No Pasa Nada~
ノ パサ ナダ!
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