挨拶は社会のいろんな場面において、礼儀やマナーとして当たり前のように交わされる行動です。
言葉やその方法が違っていても、どこの国でも当たり前のように挨拶は存在します。
でも、私がその大切さをちゃんと理解できたのは社会人になってからでした。
人見知りで人と関わるのが苦手な私にとって、挨拶は毎回人と話すきっかけを作ってくれました。
今回は、コミュニケーションや人と関わることが苦手な人ほど挨拶を大切にすべき理由について解説していきます。
挨拶一つであなたにとって大切にしたい人との出会いに繋がるかもしれません。
ぜひ最後まで読んでみてください!
挨拶の意味
「社会人として挨拶をするのがマナー」
「常識だからする」
多くの人は挨拶をこのように考えて今まで当たり前のようにしてきたと思いますが、その語源については知らない人が多いかもしれません。
難しい漢字ですが、この漢字にはちゃんと意味があります。
挨:心を開く
拶:相手に近づく
つまり、自分の心を開き、相手に近づくという意味になります。
挨拶をすると、それがたとえ「こんにちは」「おはよう」という短い言葉でも、それを伝える前と比べて人との距離が近づいている感じがしますよね。
挨拶は人間関係を構築する上では欠かせない最初の一歩です。積極的に挨拶をしましょう!
挨拶をするメリット
挨拶をすることで得られるたくさんのメリットがあります。
自分から挨拶するのを恥ずかしいと感じる方もいるかも知れませんが、このようなメリットを得られないのはもったいないです。
いくつかのメリットをご紹介します。
人と関わるハードルが低くなる
挨拶をすると、その人とコミュニケーションを取るハードルがぐっと下がります。
「この人には話しかけていいんだ」という印象を相手に与えることができるので、相手から話しかけられやすくなり、雑談のきっかけにもなります。
私もそうですが、人見知りでなかなか自分から話しかけられない人にとっては嬉しいことですよね。
良い印象を持ってもらえる
初めての人と会う際、相手からの印象はとても大事です。
特に、初めて関わる人はあなたのことをまだ詳しく知らないため、限られた情報からあなたがどのような人間なのかを判断します。
その情報とは服装、姿勢、顔の表情などです。常に怒ったような表情で清潔感がなく、ずっと下を向いて歩いているようだとあまり良い印象ではないですよね?
そして、この印象を大きく上げてくれるのが挨拶です。
挨拶をするだけであなたの印象は格段に良くなります!
信頼が高まる
初対面やあまり知らない人と関わる時に、私はその人との間に厚い壁がある状態をイメージします。
そして、この壁があることでその人との距離が遠くなったり、気まずい雰囲気を作り出したりします。
その壁は一緒に時間を過ごしていく中でどんどん薄くなっていきますが、この速度を急速にあげてくれるのが毎日の挨拶です。
挨拶はたったの数秒で終わりますが、毎日それを積み重ねていけばより良い関係性が築けます。
喜んでもらえる
誰かに声をかけられて嬉しくなった経験はありませんか?
挨拶をすると、挨拶をした相手に喜んでもらえます。
挨拶をする、つまり声をかけるということは、その人の存在を認めているということです。
私が海外に住んでいた頃は、自分がそこでは外国人だったということもあり、相手に受け入れられているのか不安に感じることがありました。
ですが、買い物に行った時に”Hello!”と言われるだけで、自分がここにいてもいいのだと感じられて嬉しくなりました。
逆に、挨拶をしてくれなかったら無視されている気分になって落ち込みます。
挨拶は相手を尊敬している意味にもなるので、周りの人にはできるだけしましょう。
自分も気持ちが良くなる
挨拶をすると、挨拶をしている側も気持ちがよくなります。
私の職場では、普段関わることがなくても挨拶は必ずする人がいて、その人も明るく返事を返してくれます。
返事をしてくれるとこちらも気分が明るくなって頑張ろうって思えますよね。
気持ちの良い挨拶の仕方
挨拶にはメリットがたくさんあることを説明しましたが、そのやり方がそっけなかったり、軽く会釈をする程度だとあまり効果がありません。
気持ちの良い挨拶の仕方について解説していきます。
適度なボリューム
挨拶をする際には相手に聞こえるボリュームで挨拶をしましょう。
私は以前、「挨拶を返してくれなかったらどうしよう」と不安になって声が小さくなってしまいがちでした。
ですが、相手に聞こえなければ声をかけるこちらの勇気も無駄になってしまいます。
返事がなかったとしてもそれは相手の問題であり、気にすることはありません。
ちゃんと聞いてくれる人はいます。大きい声でなくても良いので、適度なボリュームで挨拶するようにしましょう。
できれば笑顔で
笑顔で話かけられると嬉しくなります。
私の職場では、必ず笑顔と大きな声で明るく挨拶をしてくれる女性がいます。その人に挨拶してもらえるだけで、その瞬間とても嬉しい気持ちになるんですよね。
いつもは難しいかもしれませんが、余裕があるときは笑顔で挨拶をしましょう。常に無理して明るくしなくても大丈夫です。
笑顔で挨拶するだけで、周りの人にもちょっとした幸せを与えているはずです。
自分からする
私は会話が苦手な人ほど、自分から挨拶したほうがいいと思っています。
もちろん、雑談できればより良いですが、それ以上は無理して喋らなくても大丈夫です。
何を喋ったら良いかわからなくても、挨拶をするだけでコミュニケーションになります。
また、相手からの挨拶を待っていると、逆に向こうから無かった際に挨拶をするタイミングを失ってしまうかもしれません。
自分から話しかけられなくても、挨拶は積極的にするようにしましょう。
相手を見る
挨拶をするときには相手の方を見るようにしましょう。
うつむいていたり、他の場所を見ていると、相手も誰に対して挨拶をしているのかわからず、返事をするのを躊躇してしまうかもしれません。
相手の方を見るだけで、自分に挨拶しているのだと理解し、返事をもらえやすくなります。
まとめ
私は何度か転職しているのですが、前の職場ではとにかく仕事が嫌で、会社に着くと緊張して挨拶もそっけなくなってしまっていました。
ですが、それで色んな人と関わるチャンスを逃していたと思うと、反省しています。
確かに、挨拶をするのに緊張してしまう場面もあるかもしれません。
特に社会人になると、目上の人にはこう挨拶するとか、お辞儀は~度とか、立ち止まってとか、色々と言われるかもしれませんが、私はあまり深く考えなくてもいいと思っています。
緊張せずに、「おはようございます」と相手を見て声を掛ける。それだけで十分です。
やっているうちに、自然と気持ちの良い挨拶ができるようになります。
挨拶を活用してより幸せな日常を送りましょう!
~No Pasa Nada~
ノ パサ ナダ!
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