内向的な人は注目されない、評価されないと思っていませんか?
実は、誰からも知られている世界の有名人たちの中には内向的な人がたくさんいます。
今回は、世界的に知られている内向的な有名人を数名ピックアップしてご紹介します。彼らの内向的なエピソードや発言も一緒に紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
エマ・ワトソン|内向的な有名人
「ハリーポッター」シリーズで大ブレイクしたエマ・ワトソン。
フェミニズムに関する取り組みやスピーチなどで知られていますが、実はとても内向的な性格なのだとあるインタビューで明かしています。
The truth is that I’m genuinely a shy, socially awkward, introverted person. At a big party, I’m like Bambie in the headlights. It’s too much stimulation for me, which is why I end up going to the bathroom!
Emma Watson
本当は、私はとても内気だし、人付き合いが苦手で、内向的な人間なんです。大きなパーティーでは、ヘッドライトを浴びたバンビのようになってしまう。私には刺激が強すぎるから、結局トイレに避難してしまうの!
エマ・ワトソン
「人が多くて刺激的な場所ではトイレに避難する」というところがとても共感してしまいました。
彼女は世間話も苦手なのだと語っていました。
美人で頭がよく、非の打ち所がないイメージですが、このような人間らしい部分を聞くと親近感が湧きます。
マハトマ・ガンディー|内向的な有名人
インドの独立に貢献したガンジーも、内向的な性格で知られています。
彼は臆病で、幼い頃から人前で話すのが大の苦手だったそうです。そんな性格を彼は直そうとしましたが、最後まで克服できませんでした。しかし、そんな彼の控えめで穏やかな性格が結果的に「非暴力・不服従」運動に繋がりました。
My hesitancy in speech, which was once an annoyance, is now a pleasure. Its greatest benefit has been that it has taught me the economy of words. I have naturally formed the habit of restraining my thoughts.
Mahatma Gandhi
My shyness has been in reality my shield and buckler. It has allowed me to grow. It has helped me in my discernment of truth.
かつては悩みの種であった人前で話すことへのためらいが、今では喜びとなっている。その最大の長所は無駄のない言葉遣いをすることを学んだことだ。自分の考えを抑制する習慣が自然と身についた。
私の内気さは、実際には私を守ってくれるもので、盾であった。そのおかげで私は成長できた。真理を見極める手助けをしてくれた。
マハトマ・ガンディー
彼は自分の内向的な性格をデメリットではなく、前向きなこととして捉えるようになりました。
多くの人は考えたことをそのまま言葉にしてしまいます。ガンディーは寡黙で他人と多くの言葉は交わしませんでしたが、だからこそ決して軽率な発言はしませんでした。
そんな彼の言葉は一つ一つがとても重みがあるもので、結果的には多くの人が彼を信頼し、たくさんの人の心を動かしました。
どんなに内向的であってもそれは短所ではないということが彼の行動からわかります。インドを自由に導いたのは彼のリーダーシップです。
エイブラハム・リンカーン|内向的な有名人
積極的で外向的な人が多いイメージのアメリカですが、そんなアメリカにも内向的な大統領が存在しました。
それが、アメリカ合衆国第16代大統領であるリンカーン。彼は「奴隷解放宣言」を行ったことで有名です。
I am rather inclined to silence, and whether that be wise or not, it is at least more unusual nowadays to find a man who can hold his tongue than to find one who cannot.
Abraham Lincoln
私はむしろ沈黙したい。それが賢明かどうかは別として、少なくとも今どき、口をつぐむことができる男のほうが、そうでない男よりも珍しい。
エイブラハム・リンカーン
リンカーンはちゃんとした教育も、お金も、地位もありませんでした。幼い頃から貧しく、学校に行ってまともな教育を受けることができなかったそうです。勤勉だった彼は独学で色々なことを学びました。その結果、弁護士業を務めるまでになります。
時には内向的な性質が強すぎて自殺願望やうつ病で苦しんだ時期もありました。
それでも、常に謙虚な姿勢だった彼は地位や人種を問わずにいろんな人の言葉に耳を傾けました。結果的に、アメリカを自由の国として発展させたのです。
アメリカでは「史上最高の大統領」と呼ばれています。
イーロン・マスク|内向的な有名人
スペースXやテスラのCEOとして有名なイーロン・マスク氏も、自分が内向的であることをインタビューで話しています。
彼の父親によると、多くの人がお酒を飲みながらスポーツの話で盛り上がるようなパーティでも、彼は一人で書斎を探してはそこにある本を読み漁っているようなタイプだったそうです。
そんなイーロン・マスク氏も、起業家としての才能を発揮し、今ではビジネスの世界ではなくてはならない存在です。
しかし、やはり人前で話すと緊張するのか、彼の演説やインタビューの際には、口ごもる場面が多く見られます。その立ち振る舞いからは彼の内向的な性格が伺えます。
内向的な人は外向的な人が持っていないような特技がたくさんあります。彼はそんな内向的な性格だからこその特技を極めることで有名になりました。
まとめ
外向的な人のほうが成功しやすいと言われますが、実際には内向的でも成功を収めた人たちはたくさんいます。
イーロン・マスクのスピーチを見ると、その姿はぎこちなく、決して話すのが上手には見えません。それでも、彼の功績が認められ、多くの人が彼のスピーチを聞きたがります。
得意・不得意があるのは誰でも同じです。
たとえ内向的であっても自分を責める必要はありません。ここで紹介した偉人たちのように、自分らしく成長していける道を探しましょう。
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~No Pasa Nada~
ノ パサ ナダ!
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