「内向的」は強みです!「内向的」な人のメリットと生きづらさを感じる時の対策

自分らしく生きる

「人見知りで、初めて会った人と話すのが苦痛」

「職場の人と話すのが苦手」

「目立ちたくないのでプレゼンをするのが憂鬱」

このように感じるあなたは、内向的だと言われているかもしれません。

もっと明るくて社交的な人を羨ましく思ったり、憧れを感じたことはないでしょうか?

私はめちゃくちゃあります!

外向的な人が自分よりも頼られていたり目立ったりしていたら、まるで自分みたいな陰気な人間は必要ないと言われているようで、落ち込んでしまうことがよくありました。

でも、内向的でいることは決して悪いことではありません。

今回は、内向的な人間が外向的に振る舞う必要がない理由についてや、内向的な人間であることの魅力についてお伝えします。

この記事を読んだら内向的でよかったと思えます。ぜひ最後まで読んでみてください!

内向型と外向型

内向型と外向型の人間はどう違うのでしょうか?

深層心理の研究で有名な心理学者のカール・ユングが初めて内向型、外向型という用語を使って人格を分類しました。

内向型

興味や関心が自分の内面にある主観的な思考や感情に向く。
控えめで目立つことを好まない。
静かに過ごすことで満たされる。

外向型

興味や関心が外的な対象(他人)に向く。
社交的で目立つのが好き。
人とつながることで満たされる

人間は色々な性格の組み合わせで成り立っているので、内向型寄り、外向型寄りのように、どちらかに偏っているという風に表現されます。

完全な内向型、外向型の人間はいないそうです。
ちょうど中間にあたる両向型な人もいます。

覚えておいてほしいのが、どちらの性格がより良いというわけではないということです。

なぜ外向的な人が評価されるのか?

私達が暮らす社会では、一般的に内向的よりも外向的な人がより評価される傾向があります。

学校ではいろんなイベントに積極的に参加したり、会社では自分の意見を発言したり、周りを導いてリーダーシップを発揮する人間が求められるからです。

人見知りだった私は、学生時代から何度も親や周りの大人から「もっと積極的に人と関わるべき」だと言われてきました。

そして、それができない自分をたくさん責めてきました。

しかし、無理に明るく社交的に振る舞う必要はありません。内向的な人もいろんな場面で評価されており、その人にしかない長所もたくさんあります。

内向的な人は生きづらい?

もしあなたが内向的よりの人間であれば、生きづらいと感じた場面が過去にあったかもしれません。

内向的な人間は大人数で過ごすよりも一人の時間を好むため、人に囲まれた日々の慌ただしい生活や人間関係にストレスを感じやすいです。

もしもそのことが原因で自分に自信が持てず、ストレスを抱えているのであれば、その状況を変えられるような対策を考えてみましょう。

無理せずできることをやってみる

内向的な人は誤解されやすいです。

普段から一人で過ごしていると、無愛想や非社交的に見られることがあるからです。

人間関係がうまくいかずに落ち込んでしまうようであれば、まずは小さな目標を立ててみてください。

例えば、挨拶はできるだけ笑顔で自分からすることを心がけてみること。

それだけでかなり印象が変わります。

また、会議などの場で大勢の中で発言するのが苦手なのであれば、信頼できる人や上司と1対1の時間を作ってもらいましょう。大勢の前では難しくても、相手が一人であれば少しは落ち着いて喋れるかもしれません。

また、自分がミーティングであまり発言しないタイプだとしても、無関心ではないことをアピールできます。

このように、自分が無理せずに達成できる方法を考え、その環境を自ら作ることが大事です。

自分のできる範囲で、できることに取り組んでいきましょう。

環境を変えてみる

もし今いる環境で居心地が悪いと感じるのであれば、その場所の価値観や物事の進め方に合っていないだけかもしれません。

周りが全員外向的で、自分も同じノリを求められたら、とても疲れてしまいますよね。

そんなときは、思い切って環境を変えてみましょう。無理に外向的に振る舞う必要はありません。

私が以前務めていた会社は急な会議がとても多い所でした。

しかし、私は人前で発言をするのがとても苦手です。

なにか意見を言う際には内容をしっかりと確認し、心の準備をする時間が必要なので、突発的に意見を求められる環境はとても苦痛でした。

しかし、自分のペースで働ける会社に転職したことでかなりストレスがかなり減りました。

内向的な人が必要とされている職場はたくさんあります。

自分に合った環境の中であれば、きっと自分でも驚くような力を発揮できるでしょう。

職場でも他のコミュニティであっても、今の環境が過ごしにくいと感じている場合は、環境を変えてみると楽になることがあります。

内向的であることのメリット

外向的な人の長所に目が行きがちですが、内向的な人は外向的な人が持っていない特長がたくさんあります。

高い集中力を発揮できる

内向的な人は一人で考えることが得意です。

長時間デスクに座っていても苦にならないため、集中力や創造力が必要な作業に向いています。

また、考察力もあるため、他の人が気が付かなかったことにも気が付きやすいです。

このような才能が求められる作業では、外向的よりもむしろ内向的な特徴を持っている人が求められます。

人との繋がりを大事にできる

内向的な人はコミュニケーションが下手だと思われがちですが、実は優秀なリーダーになれる素質を持っています。

内向的な人は感受性が高いと言われており、自分や周りの人の気持ちを大切にするため、相手の立場になって物事を考えることができるからです。

また、傾聴力もあるため、相手の話をしっかりと聞き、部下や後輩からの信頼を得やすいです。

「内向的」は短所ではない

天才と呼ばれた「相対性理論」で有名なアインシュタインもとても内向的な性格でした。彼はこのような言葉を残しています。

The monotony and solitude of a quiet life stimulates the creative mind.

Albert Einstein

”静かな生活の単調さと孤独が創造的思考を刺激するのだ”

内向的な人は創造性があると言われており、有名な芸術家や音楽家には内向型の人が多いです。

また、聞き上手であったり、常に冷静な対応ができる人が多いため、本当は組織に必要不可欠な存在です。

世の中が外向的な人間ばかりだったら、世界はうまくまとまりません。

まとめ

もしもあなたが内向的な性格であっても、そんな自分に自信を持ちましょう。

それでも、劣等感を感じ自分を責めてしまうことがあるかもしれません。

無理に頑張って笑ったり、明るく振る舞ったりする場合もあるでしょう。

それでも、「内向的」な人にはその人だけの良いところや長所がたくさんあります。

「内向的」は強みになるということを忘れないでくださいね。

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~No Pasa Nada~

ノ パサ ナダ!

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