私は、少し前まで服はたくさん持っているべきだと思っていました。
同じような服ばかり持っているとダサいし、流行に合わせるのが当たり前だと思っていたからです。
そのため、多少高くなってもいろんな服を買ったし、おしゃれに全く興味がないのに合わせにくい色の服も選んでいました。
その結果、せっかく買った服を着ないのはもったいないので、その服に合わせる服を選ぶために時間を無駄にしまうことがよくありました。
アップル(Apple)の創業者であるスティーブジョブス氏は、同じ服を何着も持っていたそうです。
その理由は、無駄な決断を減らすこと。そうすることで、考えるためのエネルギーを節約していました。
彼は世間からどう思われるかを全く気にしていませんでした。
彼のように、周りに合わせなくてもいい、と分かれば気持ちが楽になります。
今回は、「周りに合わせなくてもいい」理由について解説していきます。
周りと合わせるのに疲れた、と感じる方にとっては心が軽くなる内容だと思いますので、ぜひ読んでみてくださいね!
周りの目を気にしないこと
周りに合わせず、自分らしくいるためには周りの目を気にしないことです。
周りを気にしてしまう人の中には自分に自信がない、他人と比較してしまう人がいます。
しかし、人はそれぞれ得意なことや苦手なことが違います。他の人が得意なことをあなたも同じように得意である必要はどこにもないのです。
たとえ自分にだめな部分、好きじゃない部分があっても、そんな自分を受け入れてあげましょう。完璧な人間はどこにもいません。
ありのままの自分を受け入れることで、周りの目が気にならないようになります。
周りの目を恐れず堂々としているあなたのほうが、絶対に魅力的に見えますよ!
無理に期待に答えようとしなくても大丈夫
中には「嫌われたくない」という思いから無理に他人に合わせてしまっている方もいると思います。
恋人でも、友達でも、親でも、「期待に答えないといけない」「合わせなかったら嫌われる」という思いが根底にあるからこそ自分らしく振る舞えないことがあるでしょう。
恋人でどんなに好きな相手であったとしても、ありのままの自分を受け入れてくれない相手だと、いずれ一緒にいることが辛くなってしまうかもしれません。そうなると、お互いにストレスを感じてしまうだけです。
自分らしさを失ってまで、誰かに自分をコントロールされないようにしましょう。自然体の自分を好きになってくれる人がいたら、その人たちを大切にしてもらいたいと思います。
周りと違っても大丈夫
私は幼い頃、日本とは文化が全く違う国に住んでいました。その国では、自分が今まで当たり前のように信じていた常識も、使っていた言葉も通じないため、私はいつしか周りの真似ばかりするようになっていました。
クラスメイトが移動を始めたら自分もそれについていったし、周りが笑っていたら自分も笑うようにしていました。
最初はそれでも良かったかもしれません。周りを参考にしながらその国での振る舞い方を学んでいました。
でも、ある程度その国での生活が慣れ、言葉が理解できるようになっても、周りの様子を伺ってしまう癖は抜けませんでした。
それは自分だけ周りと違うということが嫌だったからです。たとえ自分に他の考えがあったとしても、周りの意見に合わせ、同じように行動していました。
まるで個性のない人形になったような気分でした。
自分と同じ人間は誰ひとりとして存在しません。
人間はそれぞれ生い立ちも、育った環境も、培った価値観も違います。
だから、周りと違っても気にすることはないのです。
自分がこの世でたった一人しかいない人間だということに自信を持ちましょう。
自己中心的にはならない
自分らしくあることと、自己主張をしすぎるのは同じことではありません。
時には、考え方が周りと違うことで、他人とぶつかってしまうことがあると思います。
自己主張は「自分を認めてほしい」という欲求から来ていますが、先程書いた通り、自分と他人は違う人間です。他人の考えは簡単には変えられないし、無理に説得する必要もありません。
「みんな違う人間である」と言うことを理解し、人の意見にも耳を傾けられる心を持つことが大事です。
自分らしく生きる方法を探す
協調性というものは、会社などの組織や国によっても、その考え方は変わってくるものです。
日本の社会では、幼い頃から「協調性=周りに合わせて行動する」というふうに教育されてきました。ですが、この考えは本来の協調性の意味を少し履き違えているかもしれません。
協調性とは、本来は考え方や価値観が違う者同士でも互いに意見を尊重し、協力し合うという意味です。空気を読み、自分の考えを無視してまで周りに合わせる、という意味では決してありません。
未だにその「周りに合わせる」ことを重んじた社会の中で、ありのままの自分でいるってかなり難しいことなんじゃないかなって思います。
ですが、上手く対応していくために周りに合わせることを過度に意識してしまわないことが大事です。少しずつで大丈夫ですので、他人への気遣いを忘れず、自分らしさも見失わないようにしましょう。
すべての人を満足させることはできません。ですが、自分のことを大切にしつつ、周りの人のためにどう行動できるかを考えることは、自分自身と周りの人のためにもなります。
~No Pasa Nada~
ノ パサ ナダ!
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